99'4月 季節はずしの沖縄ツアー
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はじめに断っておくが「季節はずれ」ではなく「季節はずし」である。ここ数年で4,5月に沖縄に鳥を見に行く人が増えたが当時はまだ3月がもっとも人気の沖縄探鳥シーズンだったのである。
そこでちょっとした出来心で、ちょっと時期を外したら鳥はどんなだろう?と思い、沖縄に飛んでしまった。まぁこういうとただの物好きみたいだが本当は3月いっぱいちょっと忙しかったからなのだが・・・。(いいわけ。)
というわけで4月2日、那覇に降り立った私はとりあえず漫湖に行ってみた。
クロツラヘラサギの幼鳥が1羽いた。時期が遅いからなのか潮が悪いからなのかシギチの姿もまばらでいまいちパッとしない。ただコアオアシシギが5羽くらい、アカアシシギも5羽くらいいたのは沖縄ならではという感じだが。
ボーっとしていたらマングースが現れた。鋭い視線で何かを狙っているようだ。目線をたどるとバンが数羽干潟で採餌している。バンは死んだ魚をついばむのに夢中だ。マングースが忍び足でスタートを切った!「危ない!!」と思った瞬間、マングースはバンには目もくれず死んだ魚にかぶりついた。「この根性なしー!!」と叫んだのは言うまでも無い。(悪い野鳥の会員1号。)
そのあと乗り継ぎの悪いバスで瀬長島、三角池、それと当時まだ埋め立てられていなかった西崎を歩いて回ることにした。
瀬長の最寄のバス停で降りたら急に雨が降ってきた。まぁ沖縄ではよくあることだ・・・。カッパを出して着て、望遠鏡にビニール袋をかぶせて再出発。・・・そしたら・・・止みやがった。ガッデーム。
と、電線にムクドリ系の奴が止まっているのを発見。すばやく双眼鏡で捉えるとカラムクドリだった。
海に出ると干潟にはシギチが少し見られた。特に珍しいものは居ないが間近に見られた。
西崎ではヒドリガモとかコガモとかそのへんのカモとかシギなどを観察して、アミハラを横目で見ながら今度は三角池に向かった。
三角池は決して大きな池ではないが度々珍鳥が来る探鳥ポイントだ。池にはセイタカシギが50羽程集まっており、そのなかにオーストラリアセイタカシギっぽいのが1羽混じっていた。当時はオーストラリアだと騒がれていたが数年たった今はただのセイタカシギだったということで落ち着いたようだ。
ここではササゴイとかタシギとか他のところとはちょっと違う鳥たちが観察できた。ビックリしたのはイカルチドリがいた事。当時から沖縄では珍しいと知っていたが沖縄でのイカルチドリの記録は本当にすくないのだ。
この日は沖縄本島在住の大学の先輩Mさんの家に泊めてもらった。美味いものもたくさん御馳走になった。来てよかった♪(食べ物だけかい!)感謝感謝。
翌4月3日はMさんも休みなのでいっしょにヤンバルに向かう。明け方から辺野喜ダムに攻め込む。
アカヒゲは相変わらず沢山居るが、ヤンバルクイナは声もしなかった。この数年間でもその個体数がガクッと減っているようにさえ感じる。
辺野喜ダムの周りを回っていたら森の上を数十羽のサシバが鷹柱をつくっているのが見えた。渡りも終盤だ。ダムにはキンクロハジロが3羽泳いでいた。
その後大国林道を回ってノグチゲラのドラミングだけを聞くことが出来た。姿は見えず。他には特に鳥は見れず、綺麗な森を堪能した後、普久川ダムに行き、ヤンバルクイナを探したがこれもだめだった。
南下しながら喜如嘉に立ち寄りリュウキュウヨシゴイやヒクイナを見る。さらに南下して金武まで行きシギチを探すがこっちでもあまり鳥は多くなかった。オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギがそれぞれ1羽ずつ居たが、ハリオシギをプロミナーで観察していたらちらっと姿を見せたタマシギを見逃してしまった。ガーン。
そのあと当時まだ騒がれていなかった泡瀬干潟にいってシギチ探し。セイタカシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ダイシャクシギなどを観察した。
そして翌日私はMさんに御礼を言って那覇空港から与那国に飛び立った。
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