京都野鳥の会 探鳥会の記録 2025年
- 2025年6月4日(水)/植物園・賀茂川探鳥会/
参加者数:16名/見聞鳥数:20種
- 梅雨入りも間近と思われますが、前日の雨はすっかり上がり、園内では
初夏の花が彩を増していました。
- 早速、植物生態園に入りましたが、鳥影は少なく、
ヒヨドリの声だけが大きく響きます。
- それでも、しばらく耳を澄ませているとヒガラの
囀りが聴こえ、シャクヤク園の東の方からはセンダイムシクイの声が聴こえてきました。
- 近くに来てくれたのはコゲラだけでしたが、園内ではムクドリやセグロセキレイの
巣立ち雛や若鳥の可愛らしい姿がありました。
- 半木の森にはトビの巣が掛けられており、親鳥が上空の警戒を怠っていませんでした。
- しかし、ヤマガラやシジュウカラの親子連れには会えませんでした。
もう親元を離れたものが多いのでしょうか。
- 11時に賀茂川門を出て、賀茂川沿いを歩きましたが、前日の雨の影響で水量が多く、
中洲の砂地は殆ど姿を消しており、シギ、チドリ類が見られなかったのが残念でした。
- しかし、川の上空でツバメの親子が餌を受け渡す様子を観察することができました。
親子ツバメが向き合って飛んできて、口移しに餌を受け渡すのでは、その後顔が
ぶつかってしまうのではと心配しましたが、よく見ると餌の受け渡しの瞬間には親子ともに
身体を縦向きにして向かい合い、ぶつからないように上手に受け渡しているのです。
- いつもより鳥の行動等をゆったりと観察し、12時前に北大路橋手前で鳥合わせをして
解散しました。その後、会員から賀茂川縁で撮影されたハクセキレイの写真が届きましたので、
見聞鳥にこれを追加しました。
- 担当 : 山崎、東端、木村 写真 : 山崎
- 2025年6月1日(日)/下物探鳥会/
参加者数:14名/見聞鳥数:28種
- どんよりした曇り空で時折小雨がぱらついたり、風が冷たかったものの、なんとか解散の時刻(十二時頃)まで探鳥できた。
- 終点の下物バス停で下車し、下物の集落を抜けて田圃に出た所で、1羽のアマサギに出会った。亜麻色の髪の乙女?に皆は釘付けとなった。
- 先に進むためにそろりと農道を進んだが、とうとうアマサギは南の方に飛んで行ってしまった。
- 未だあまり丈の伸びていない稲の田圃と湖畔林に挟まれた道を進んだ。至る所からオオヨシキリの元気なさえずりが聞こえてきた。
風が強いため穂先に出てこないのか姿の確認は困難であった。
- 道中幼鳥と思われるムクドリ、ハクセキレイ等を確認した。なぜか巣材を銜えたホオジロも居た。
- 道の駅草津でトイレ休憩後、葭の育成地の方に向かった。レンコン畑はやっと茂り始めたところか。
- 田圃の中に白鷺を見つけ、チュウサギと判定した。
- 道の駅方面に戻り交差点を渡り、烏丸半島に入った。湖面に水鳥の賑わいは無かった。その中でオオバンが複数居残っていた。
- また、赤野井湾入口のテトラポットにカモメ類が居た。黒い頭からユリカモメと判定。
- 琵琶湖博物館の近くで鳥合わせして解散した。例年なら熱中症を気にする時期ですが、肌寒い中、遠路はるばる参加された皆さん、お疲れ様でした。
- 担当 : 西迫、坂根、坪内
![[Image]](250601-1.jpg) (撮影・西迫)
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![[Image]](250601-2.jpg) (撮影・西迫)
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- 2025年5月25日(日)/石山・国分里山探鳥会/
参加者数:9名/見聞鳥数:18種
- 前日からの雨が朝になっても降っている状況でしたが、天気の回復に期待して探鳥会を実施しました。
- 集合時刻には雨も上がり、バスに乗っていざ探鳥地へ。
- ウグイスが華麗に囀り、それに負けじと応じるかのようなホトトギスの声にも送られて、初夏の里山エリアへと入って行きます。
- うっそうとした木々の中、所々で夏鳥の声が聞こえます。が、姿はなかなか捉えられません。
- お目当てのサンコウチョウも複数羽のものと思しき声が聞こえたものの、残念ながら今年も姿は確認できませんでした。
- 行程の後半でキビタキの姿を見た方もおられましたが、ちょっと寂しい成果のまま帰路につきました。
- なお今回は雨の影響をなるべく受けないよう、更にはバスのダイヤ改正(減便)にも対処する為、
整備された道のみを利用(山道や沢を回避)して、当初の計画よりも短いルートを短時間で往復する行程変更を図りました。
ですので計画通りの行程であれば見聞鳥種も増えていたかも知れません。
それらの楽しみは来年に回しましょう!参加された皆様、ご協力ありがとうございました!
- 担当 : 手嶋、森(一) 写真 : 山崎
- 2025年5月18日(日)/山科毘沙門堂探鳥会/
参加者数:名/見聞鳥数:27種
- 2025年5月11日(日)/比叡山山麓探鳥会/
参加者数:2名/見聞鳥数:23種
- 担当幹事以外の参加者がなし、という寂しい探鳥会になりました。
曇天でしたが、時折晴れ間があり初夏を感じました。
- キビタキ、サンショウクイ、センダイムシクイの囀りがよく聞こえました。
特にキビタキはまだ縄張りが確定していないのか、
オス同士のバトルが繰り広げられていました。
- いつもは聞こえる、クロツグミ、ツツドリの囀りが聞けなかったのは残念でした。
- つつじヶ丘のツツジは、7分咲き程度でした。
山頂近くでは、季節が少し遅れているようです。
- 年々参加者が減少しているので、
来年はコースを変更して林道メインにしようと考えています。
- 担当 : 大住
- 2025年5月7日(水)/京都御苑探鳥会/
参加者数:18名/見聞鳥数:21種
- 大型連休が終わり前日の雨も上がって御苑は落ち着きを取り戻していました。
宗像神社の方からセンダイムシクイの声が、閑院宮邸からはメジロの囀りが響き渡っていました。
九条池では草刈りが始まっており、鳥影は皆無でした。
- 鷹司邸跡横のマツ、モミ林の樹上をツバメ、コシアカツバメ、イワツバメが混じり合って50羽程の
群れとなって、いつまでも飛んでいました。
雨上りでもあり、樹上に大量に虫が発生しているのでしょうか。
その下を歩くとツバメの歓喜?の声が陽光と共に降り注いでくる様でした。
- その後、苑内を北に上がる途中ではヤマガラの親子やコゲラ、シジュウカラ、ムクドリを見ましたが、
鳥影は非常に少なく感じました。
母と子の森でイカルの透る声がしました。
近衛池では代わるがわる
水浴びする姿をゆっくり観察することができました。
この後、イカルの声は所々で聴くことができましたが、
下見時に近衛池畔の木に留まっていたアオバトは残念ながら見ることはできませんでした。
- 児童公園西側のセンダンの木に今年もコサメビタキを見ることができて、ホッとしました。
宗像神社へ戻る間も鳥影は少なかったですが、途中のヤマガラの親子との出逢いは、空腹や脚の疲れを
忘れさせてくれるものでした。
12時30分に堺町休憩所で鳥合わせをして解散しました。
- 担当 : 東端、山崎、木村 写真 : 山崎
- 2025年5月4日(日)/太陽が丘探鳥会/
参加者数:19名/見聞鳥数:18種
- 2025年4月28日(月)〜5月1日(木)/有明湾シギ・チドリ探鳥ツアー/
参加者数:名/見聞鳥数:種
- 4/28 大阪南港から名門大洋フェリーで新門司港へ
少しトラブルもありましたが、全員集合時間までにそろい無事乗船できました。
- フェリーでは、京都野鳥の会用に女性用と男性用のツーリスト部屋(扉付きの部屋)
が用意されていて、安心してくつろげました。
ゴールデンウィークで混雑が予測された船内レストランもそれほどの混雑もなく、
かなりリーズナブルな値段のビュッフェスタイルでした。
- 新門司港からは、遠賀交通バスで途中のサービスエリアで購入した朝食をバス内でいただきながら東与賀干潟へ。
満潮1時間ほど前に到着、持参した長靴に履き替えビジターセンター「ひがさす」へ。
- ここで、日本野鳥の会佐賀支部で毎日のように東与賀干潟の観察をされている田中丸さんの
案内で飛来したシギ・チドリの観察を始めました。
- 満潮少し前からの探鳥で、背の高いホウロクシギ・ダイシャクシギの群れを観察できました。
また、引き潮の段階で戻ってきた小さなシギ・チドリがハヤブサの飛来で
海中でのイワシの群れやツバメの塒入りのような大きな群れになって飛び交う姿に歓声が上がりました。
- ゆっくり観察して、遠賀観光バスでセットしていただいた昼食レストランへ。
- その後、荒尾干潟へ行くも、すっかり潮が引いて遥か彼方にいるシギらしき鳥は、スコープでも判別
出来ませんでした。
- また、東与賀干潟と比較して小さい(関西の干潟と比べると比較にならないくらい大きいが)ため、
翌日は直接東与賀干潟に直行することに決定。
16時前にホテルAZ熊本荒尾に到着。ビジネスホテルで宿泊料は安かったが、
夕食・朝食ともビュッフェスタイルで十分満足できるものでした。
- 30日は、朝食後早々に出発。東与賀干潟に8時30分頃到着。
昨日お世話になった田中丸さんだけでなく宮原佐賀支部長も来られて、二人で案内していただけました。
- 満潮2時間前からの観察で潮が満ちてくるに従って、近寄ってくる沢山のシギ・チドリが観察できました。
- 我々が訪れる大阪湾では出会う機会がないか、非常にまれにしか出会えない、オオハシシギ・ツルシギ・
ウズラシギ・エリマキシギ・オオソリハシシギ・クロツラヘラサギ・ズグロカモメ・コオバシギ・
シベリアオオハシシギなどをスコープに入れて紹介していただけ、参加者一同大満足でした。
- 京都野鳥の会だけでは、あれだけ多数のシギ・チドリの中から探し出すことは困難だったと思います。
私個人としては、特に、夏羽のツルシギや大型のシギに出会う機会がなかったので、貴重な経験ができました。
また、機会があれば訪れたいと思いました。
- 最後に、佐賀と言えば「カササギ」ですが、バスの窓から電柱にカササギの巣(球形)が何度も見え、
荒尾干潟のビジターセンター前の電柱の巣では、2羽のカササギが頻繁に出入りして、餌を運んでいました。
- 天候にも恵まれ、実り多い探鳥ツアーになりました。何よりも、何事もなく無事に戻れたことにホッとしております。
- 田中丸 様、宮原 佐賀支部長 様
4 /29 30 両日の有明湾シギ・チドリ探鳥のお世話をいただき有難うございました。
- 担当 : 坂根
- 2025年4月20日(日)/大宮谷林道(比叡山)探鳥会/
参加者数:9名/見聞鳥数:25種
- 天気は下り坂。雨を心配しながらも、気温が高くならず一安心。
- 参道には、シザレザクラがまだ残っていて、見上げるとツバメが舞っていました。
- カワラヒワ、イソヒヨドリ、ハイタカが現れ、イカルも鳴いています。
- しかし、林道に入ると一転、鳥の姿が見えません。たまにカラ類の声が聞こえるばかりです。オオルリの声が聞こえたものの、姿は確認できません。
- 坦々と上り坂を歩く中、沢を飛び移るカワガラスを見つけました。
- センダイムシクイの声も聞こえてきました。ミソサザイも響き渡る声で鳴いていますが、なかなか
見つけられません。
- ようやく、体を震わせながら囀る姿を観察することが出来ました。
- 比叡山横川中堂で昼食の後、来た道を戻る人、バスで帰る人に分かれて解散しました。
- 鳥が少なく、期待の夏鳥に出会えず残念でした。
- 担当 : 土橋、手嶋 写真 : 山崎
- 2025年4月9日(木)/植物園・賀茂川府民探鳥会/
参加者数:24名/見聞鳥数:33種
- 2025年3月23日(日)/(春の)淀川中流域探鳥会/
参加者数:20名/見聞鳥数:40種
- 2025年3月9日(日)/伊庭内湖探鳥会/
参加者数:17名/見聞鳥数:38種
- 2025年3月5日(水)/鴨川探鳥会/
参加者数:6名/見聞鳥数:33種
- 曇り空の中、七条大橋東詰北側から鴨川の方を見ると、鴨川はここ数日の降雨の影響で水量は多かったのですが、
キンクロハジロ♀(嘴の付け根が白いタイプ)、ホシハジロ♀、マガモが泳いでおり、カワアイサが盛んに川に潜っていました。
また、鴨川の上方を数羽のユリカモメが飛び交いました。
- 川岸の道を上流に向かって歩くと、岸辺の草地付近にアオサギ、コサギ、カルガモ、マガモ、コガモ、オナガガモ、オカヨシガモなどがおりました。
また草地ではヒドリガモ、オオバンが草を食べておりました。
- しばらく行くと、本流をキンクロハジロが泳いでいました。また、川の中の小島を拠点にしてハクセキレイが飛んで、虫を捕えていました。
- 四条大橋が近くなると雨が降り出して、傘を差しながらの探鳥となりました。
- 三条大橋付近の川の土手にイソシギが飛んで来て餌を探していました。また、ホシハジロが休む砂利の中州にキセキレイが飛んできました。
- 御池大橋を超えたところで、ジョウビタキが小枝を飛び移り、鴨川をカンムリカイツブリが泳いでいました。
- 芝生の段の上でイソヒヨドリがしばらくじっとしていました。
- 夷川(放水口)の橋を渡ると、対岸の芝生にツグミがいました。
- やがて丸太町橋に到着したので、雨を避けて橋の下で鳥合わせを行いました。
- 担当 : 山崎、森(一)、坪内、東端 写真 : 山崎
- 2025年2月23日(日)/桂川流域クリーン大作戦と探鳥会/
参加者数:14名/見聞鳥数:34種
- 2025年2月16日(日)/太陽が丘府民探鳥会/
参加者数:19名/見聞鳥数:25種
- 2025年2月9日(日)/京都御苑探鳥会/
参加者数:14名/見聞鳥数:24種
- 2025年2月6日(木)/宇治川・大吉山探鳥会/
参加者数:7名/見聞鳥数:34種
- 2025年2月2日(日)/木ノ浜探鳥会/
参加者数:9名/見聞鳥数:47種
- 2025年1月22日(水)/平城宮跡・池巡り探鳥会/
参加者数:19名/見聞鳥数:50種
- 朝のミーティング場所では数多くのメジロが採餌?の為か樹木から飛び出しては
舞い戻りをくりかえしていました。
- 佐紀池ではミコアイサ♂♀・カワセミの他、
数多くはかったがマガモ・カルガモ・カイツブリ・ハシビロガモ等が、
その後道中
ではシメ・ジョウビタキ・モズを確認。
- 水上池ではコガモ・カンムリカイツブリ・
カワウ等の他、遠くの岸近くにオシドリとトモエガモ5〜6羽を見る事が出来ました。
- コナベ古墳からヒシアゲ古墳、ハジカミ池を周り再び水上池に戻る途中ではノスリ・
ハイタカ・オオタカ等の他
アカハラ・アトリ・ベニマシコ・ウグイス等を大極殿西の
葦原ではアリスイには会えなかったが、
待望のオオジュリンに出会うことができました。
- 朝は冷え込みましたが昼頃には12度近く気温も上がり良いコンデションでの探鳥会でした。
- 担当 : 森(昭)、太田 写真 : 山崎
- 2025年1月19日(日)/野洲川河口探鳥会/
参加者数:16名/見聞鳥数:55種
- 2025年1月12日(日)/服部緑地公園探鳥会/
参加者数:16名/見聞鳥数:42種
- 朝、雨が降っていたため参加を躊躇しながら参加された方が多いでしたが、集合時には青空が広がりました。
- 公園入口の川にハクセキレイ、キセキレイ、ジョウビタキが見られ、幸先の良いスタートとなりました。
- 花が咲き始めたビワの木があり、多数のメジロが蜜を吸いに来ており、鳴き声が響いていました。
- 池にはミコアイサがおり、カワセミも近寄って来て美しい姿を楽しみました。
- タイワンフウの大木にたくさんの実がぶら下がっており、数羽のカワラヒワが餌を採っていました。
- 細い水路のある道に行くと、ヤマガラ、シロハラ、アオジを見ることができました。
- アオバト、オオタカを見つけていただきました。多くの目があると良いですね。
- 池では、オオバン、コガモ、ヒドリガモ、バン、オナガガモを近距離で観察し、脚、嘴、羽の様子などを確認しました。
- 木のベンチに座り、日光に当たりながら気持ちよく昼食を摂りました。
- 最後の池でもミコアイサがおり、アオサギ、ゴイサギ、キンクロハジロ、ハシビロガモを観察しました。
- 終盤にやっとツグミが見られました。冬鳥の少なさが気がかりでした。
- 最後に、スコープで見ていると、1羽のトモエガモが横切りました。驚きました。
- 担当 : 木村 森(一)(報告) 写真 : 山崎
- 2025年1月5日(日)/新春植物園・賀茂川探鳥会/
参加者数:50名/見聞鳥数:47種