京都野鳥の会・探鳥会速報(平成16年7月〜12月)


2004.12月19日(日) /湖北バスツアー探鳥会参加者数:58名/見聞鳥数:55種
  • 風のないしっとりした空気、春のような天候の中、8時に京都駅をスタート、烏丸半島へ向う。
  • 烏丸半島ではミコアイサ、キンクロハジロ、スズガモ、ホシハジロ、カンムリカイツブリ、等が見られる。
  • ここから約1時間、長浜を過ぎて湖畔の側にある早崎内湖ビオトープに着く。コハクチョウが10数羽沼で休んでいるのを、比較的近い距離でウオッチング。まだ、薄黒い若鳥が半分ぐらいいた。
  • 頭上を3羽のコハクチョウが通り過ぎる。なかなかの迫力である。
  • 湖北野鳥センターでは、山本山にいるオオワシを見る。
  • 幸運なことに、何日かいなかったオオヒシクイが大挙して、20羽、40羽、50羽と空中から舞い降りるのをみる。琵琶湖の大半のオオヒシクイが集まったと係員が解説してくれた。その中にマガンが混じっているのが観察できた。
  • その他、ホオジロガモ、カワアイサの群れ、ヒメアマツバメなどがみられた。
  • 西池ではオオヒシクイ、ミコアイサ、バン、ヨシガモ、ハシビロガモなどがいた。
  • 今年最終の探鳥会は天気に恵まれ、鳥にも恵まれました。
  • 報告:清水  写真:前田  



2004.12.12(日) /巨椋干拓田探鳥会参加者数:49名 /見聞鳥数:31種
  • バスツアーを除けば 今年最後の探鳥会には 49名が参加。それぞれに 厚着で身を固め完全防備の出で立ち。
  • 冬の干拓田と言うより ぽかぽか陽気 種類も個体数も今一でしたが 当会らしい雰囲気
  •  タゲリも見つかりませんでしたが チョウゲンボウを見ながらのお昼は田圃の中。
  • この所の陽気で大根始め野菜がぽんぽんに育っていました。
  • 昨日と今日は環境展で、そちらのお手伝いの皆さんご苦労さんでした。
  • 報告:山副

2004.12月10日(金) /北嵯峨探鳥会(平日探鳥会)参加者数:45人/見聞鳥数:36種
  • 冬とは思えないポカポカ陽気に誘われて、平日探鳥会にもかかわらず、多数のウオッチヤーが集まりました。
  • 9時40分から大覚寺の境内で、50分ほど探鳥する。ツグミ、イカル、ムクドリ、エナガ等の集団を見る。シメを1羽みる。山際にとまっているオオタカ、飛翔している姿も見る。
  • 10時半頃から直指庵へ向かう。地面に折り重なって散っているもみじ葉を見ながら、北嵯峨の冬を感じる。
  • 後宇多天皇の御陵を経て、畑の路を広沢の池へ向かう。
  • 昼食をはさんで、1時間ほど探鳥する。カワセミ(♀)を至近距離から2回、全員が見ることが 出来た。その他、ケリ、イカルチドリ、ゴイサギなどを見た。
  • 路を変えて、畑の中を大覚寺へ帰る。ホオジロ、タヒバリカワラヒワなどが出る。
  • 1時半ごろ、大沢の池の前で<鳥合わせ>。
  • 報告:清水  写真:前田  



2004.12.5(日) /船岡山・紫野探鳥会参加者数:25名 /見聞鳥数:21種
  • 今日は中止の可能性が高いかな、と思いつつバスを降りましたが既に20名近くの方が来られていたので、迷うことなく決行しました。幸い雨も止み、快方に向かいそうな空模様に…。
  • 登り口前のひろばでミーティング中に、幸先良くカラ類の混群が出迎えてくれました。
  • ヤマガラ、シジュウカラ、エナガらが次々と登場してくれ、担当者としては内心ニンマリ。そして、よく見ると、中にヒガラまでが知らん顔して混じっていました。小鳥たちは、天気が回復してきて活発に行動し始めたようすでした。
  • カラ類を堪能して後、中腹に鎮座する建勲神社へ。(織田信長を祀る)雨上がりの紅葉が見事でした。(穴場かも?)
  • 次いで、山頂へ移動して京都盆地を眺望。時おり、イカルの小群が通過。
  • 山を下り、次は古社寺巡りの付録?先ずは今宮神社へ。ここの紅葉もなかなかのものでした。
  • 名物「あぶりもち」を横目に見て大徳寺境内へ。途中、上空にオオタカを見たという運のいい方々も。
  • 境内にて、少々小鳥類の種数を増やして後、鳥合わせ、解散。
  • なお、今回にて「京の3つの丘めぐりシリーズ」はメデタク完結致しました。
  •            報告:竹下



2004.11月28日(日) /新旭浜探鳥会参加者数:38名 /見聞鳥数:40種+
  • 11/28新旭浜探鳥には38名の参加、見聞鳥は40種を越えました。
  • 車窓からは比良の山々が紅く染まり晩秋の雰囲気がしっかり。
  • 新旭駅に降り立ったころは今にも泣きそうなお天気。午前中は山野の鳥、琵琶湖畔を歩きだしてからは陽も差し始めいいねいいね。白いおでこのオオバンの大変な群の中にさまざまに色を変えるカモたち。
  • 午後は水辺の鳥と遊びました。風もなく 穏やかな湖。コホーコホーのコハクチョウはまだ来ていませんでした。
  • 何処かの小学校の子供達も 野外学習で楽しそうでしたよ。もう一度あのころに返りたーい そんな思いのする探鳥会でした。又行きたーい。
  • 報告:山副。

2004.11月24日(水) /鴨川探鳥会(平日探鳥会)参加者数:38人/見聞鳥数:26種
  • 雲ひとつない、暖かい陽気にめぐまれた探鳥会となりました。
  • 鴨川は川幅がそれほど広くないので、近くに多数の野鳥を見る事が出来、基礎的な観察にはもってこいのところです。オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、カルガモなどの特徴などをしっかり見ました。
  • ユリカモメの成鳥、幼鳥のちがい、ダイサギの冬、夏のちがい等を勉強しました。
  • セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイの揃い踏みでした。
  • カワセミが2ヵ所で近くに見られ、感嘆の声が上がりました。
  • 9時10分に七条大橋を出発、12時前に今出川橋の手前で鳥合わせ、解散しました。
  • 担当幹事 山下、清水  報告:清水  写真:前田



2004.11月21日(日) /桂川探鳥会参加者数:46人/見聞鳥数:36種
  • 秋晴れの素晴らしい探鳥日よりになりました。
  • いつもように、サイクリングロードを松尾橋から嵐山渡月橋まで、ゆっくりと歩きました。
  • 紅葉シーズンまっただ中で、名勝嵐山に続く対岸の罧原堤は観光バスやマイカーでいっぱい。
  • 先日の台風による増水で、河原の草や小木がなぎ倒され、鳥の数が心配されたのですが、カワラヒワ、ジョウビタキ、モズなどの小鳥類、ヒドリガモ、オナガガモなどのカモ類、アオサギ、コサギなどのサギ類など、一通りのメンバーは出てくれました。
  • 陽気に誘われてか、かなりの珍客達も顔を出してくれました。オオタカがゆったりと頭上を飛び、ベニマシコが川べりのススキに止まり、何年振りかのアメリカヒドリが、ヒドリガモの群に混じって登場。さらに、後半にはアリスイまで姿を見せてくれました。
  • 強いていえば、カワセミが見られなかったのが残念。
  • 初めの予定では、渡月橋を渡って亀山公園まで行く予定でしたが、ものすごい観光客のため、中の島で鳥合わせをして解散しました。
  • 報告:福田



2004.11月7日(日) /京都一周トレイル・比叡山→大原探鳥会参加者数:29人/見聞鳥数:16種
  • 曇りのち晴れ 京都一周トレイル比叡山縦走特Aの健脚向きコースでしたが、天候も良く、紅葉し始めた山を探鳥しようとする会員さんたちで参加者29名でした。
  • ケーブル山頂駅周辺ではモミジの紅葉が各所で見られました。
  • 野鳥のほうは山頂駅付近でカケスが見られた事、釈迦堂途中でミソサザイを確認された事、カシラダカの小さな群れを見た事ぐらいでしょうか。すこし少ない感じでした。
  • しかし比叡山縦走トレイルの紅葉はすばらしいでした。紅葉ハイキングといったところでしょうか。
  • 報告:多賀靖治



2004.10.27(水) /高尾探鳥会参加者数:32名 /見聞鳥数:32種
  • 「鮎落ちて いよいよ高き 尾上かな」蕪村 白洲正子著 かくれ里 ゆかりの地田原の古道を往復12qの探鳥会でした。
  • 柿や烏瓜が赤く空を染めて里山の風景が、そこにはありました。
  • この所 颱風 水害 地震と大きな爪痕を残した10月。何か後ろめたさを引きずりながらの一日でもありました。
  • なにか出来ることがあれば、気持ちを伝えたいものです。
  • 山副。

2004.10月24日(日) /京都一周トレイル北白川比叡山探鳥会参加者数:27人/見聞鳥数:17種
  • 久しぶりに快晴に恵まれた探鳥日和です。
  • 前回5月に予定していたコースでしたが、雨で中止になりましたので再度、計画実施されたコースです。
  • しかし台風23号の通過により、トレイルコースは木が倒れ、谷川の水は増水しており、歩きにくいでした。
  • 野鳥の方は急に天気が良くなったので散らばったようです。それとも渡りのハザマなのでしょうか?少なく感じました。
  • 山の途中でハリオアマツバメが3〜4羽飛んでいるのを全員で見られました。又幹事の方がシロハラの鳴き声を聞かれました。
  • 報告:多賀靖治



2004.10月3日(日) /京都御苑探鳥会参加者数:54人/見聞鳥数:22種
  • どんよりした曇り空で降り出しそうでしたが、最後まで保ちました。
  • 却って涼しく、気持良く歩く事ができました。
  • 9時10分に九条池を出発、居残りのアオバズクを見て近衛邸跡へ向いました。
  • 広い砂利路と芝生の路にわかれて探鳥しましたが、あまり見つけられませんでした。
  • イカルの声が聞こえましたが、姿は見えずでした。モズは姿をみせてくれました。上空では、ツバメ、ショウドウツバメが見られ、何人かは、オオタカをみました。
  • 近衛邸跡で一服、おしゃべりと鳥談義を楽しんだあと、水のみ場へ。途中、コゲラを全員でウオッチしました。
  • 水のみ場ではヤマガラ等がみられました。11時30分、鳥合わせ。
  •  報告  清水義博



2004.9月23日(木・祝) /八幡山探鳥会参加者数:44名/見聞鳥数:17種
  • 近江八幡の八幡山は以前よりタカの渡りの観察地として知られていましたが、当会では初めての観察会でした。
  • 今日は昨日からの予報に反して、思いのほか良い天気となり汗ばむ程の陽気でした。しかし、残念ながら肝心のタカの渡りは期待はずれの低調さで、参加の皆さんは落胆されたかも?
  • ロープウエイで先行された方々が、辛うじて先にハチクマ8を観察され、また解散前にやっと2羽飛び計10羽。サシバとなると、登山道に至る途中での1羽のみでした。
  • それで、唯一の見ものは、枯木に止まる「猛禽類」。諸説出ましたが結局、N幹事の60倍スコープの威力をもって「オオタカ」と同定しました。他はショウドウツバメを主としたツバメ類4種など。
  • 余談ですが、帰りのバス待ちの時、上空、割合低くハチクマが6羽渡って行きました。4時間で10羽、10分で6羽とは…。
  •    報告:竹下  写真:甲田



2004.8月22日(日) /山科川探鳥会参加者数:38名 /見聞鳥数:24種
  • 朝から予報通りのくもり空で、この時期の探鳥会としては まことにラッキーだったと思います。ヘタすると流行?の熱中症になり兼ねませんので…。
  • 鳥はといえば、まず、当地確実見聞大保証鳥のカワセミ。いつもながらの大サービスで、何度も出現、堪能させてくれました。中でも見ものは、得意のホバリング。時節柄?停止最長タイムの記録でも狙っていたのでしょうか?でも、疲れたのか肝心の餌取りには失敗してましたが。
  • 次にササゴイ。これは少なかったです。今年は30羽近くが近くで巣立ったと聞きますが、見たのは幼鳥2、成鳥2のみ。早や、移動し始めているのでしょうか?
  • 他に、オオヨシキリが今頃、弱声ですが囀り、姿2羽を確認できました。これも移動中かも?その他めぼしいものとしてはシラサギ類(ダイサギ多し)、イソシギ、ケリなど…。
  • 担当者: 小西、中島  報告:竹下  写真:甲田     



2004.8月7日(土) /観月芦原ツバメ観察会参加者数:  /見聞鳥数: 種
  • 地震 雷 火事 ○○ 。いやいや 思いがけない雷雨 とっても印象に残るたんてふ会となりました。
  • ひとつ間違えば落雷が たすけてー。
  • 初参加の皆様には期待を裏切り雷様に成り代わりすみません。
  • 私たちも とりわけツバメにとってはたいへん。早めの塒入り。でも大きな雨をやり過ごし無事帰路につけました。
  • お陰様で 稲光ウオッチングもいいねいいね。でも雷様は必ずしも高いところに落ちるとは限らないそうです。遠くでごろごろは要注意。釣りやゴルフする方は呉々もご用心。
  • 感動を確かめたい方は8月一杯大丈夫ですので お誘い合わせの上7時を目標にしてお出かけください。
  • 夕立3日明日もきっと夕立が お出かけ前には 洗濯物をとりいれませう。
  • ではまた残暑を乗り切り元気で たんてふ会でお会いいたしませう。(山副)



2004.7月18日(日) /御所・アオバズク探鳥会参加者数:60名+ /見聞鳥数:?種
  • 夕立があって,これで少しは涼しくなるかと期待したのもつかの間,逆に湿度があがって猛烈な蒸し暑さ。「京都の夏」をしみじみ感じさせられたひとときでした。
  • アオバズクは,近衛邸跡と宗像神社の二ヶ所。近衛邸跡の方は親だけでしたが,宗像神社では,ヒナが2羽巣立ち,かわいい姿を見せてくれました。
  • 報告:福田   写真:所谷
  • 宗像神社のアオバズクを見た後、もう一度近衛邸跡へ戻ってみました。夕立が降り始めた7時ごろ、樹洞のなかで1羽のヒナが可愛い姿を見せてくれました。一人前の格好をしていました。もう巣立ちも早いでしょう。(清水)     



2004.7.11(日) /愛宕山探鳥会参加者数:20名 /見聞鳥数:18種
  • 参加者の方々ご苦労さまでした。
  • 雨明けのあくる日ですので涼しくて快適な探鳥登山を楽しんで頂けたものと思います。しかし時間が少し遅いせいか野鳥もすこし少なかったように思われます。しかし丁度登山に適した人数だと思います。
  • わざわざ大きなスイカを持って上がっていただきましたUさんに感謝します。恐縮です。美味しかったです。
  • 野鳥としてはイカルとヒガラの囀りが良かったでしょうか。ミソサザイが昼食時によく鳴きましたね。
  • それから金田忍さんに聞いて確認したのですがエゾハルゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシゼミ、が鳴いているのに驚きました。
  • 帰ってから選挙に行ってくださいよ。又のご参加をお待ちしています。
  • 報告:多賀 靖治

2004.7月4日(日) /桂川早朝探鳥会参加者数:37名 /見聞鳥数:23種
  • いつもは1月に探鳥会をするコース。真夏にやるのは初めて。
  • 最高気温が35度になるという予報。集合時間の朝7時には,近くの松尾橋の温度計はすでに27度になっていました。
  • サイクリングロードをゆっくりと嵐山へ向かって歩きました。草むらにはキリギリスの鳴き声がにぎやか,またアカトンボの群れがそこここに見られました。
  • 猛暑の中,それでも時折吹いてくる川風がほっとさせてくれます。
  • 鳥の方は,まず,松尾山の上で,トビにモビングするタカを発見。さて,何か…ということになりましたが,大方の意見はサシバで一致。
  • オオヨシキリが河原の低木の枝でさかんにさえずっている姿を,プロミナーでたっぷり観察。また,ダイサギが,大きなナマズ(?)を捕まえたものの呑み込めず四苦八苦の食事風景。
  • 期待のササゴイやカワセミがちらりとしか見られなかったのが残念でしたが,思ったよりは,それなりの鳥種が見られました。
  • 歩いた距離は少なかったものの,暑さが厳しく,予定時間よりも大分早く,鳥合わせをして解散しました。
  • 報告:福田   写真:甲田    

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